配偶者や親の葬儀で支払う側になることがある

葬儀費用というと、自分が亡くなった後の費用を思い浮かべる人もいるかもしれません。しかし、老後の生活費という視点では、まず「自分が支払う側になる可能性」を考えておきたいところです。

たとえば、配偶者の葬儀では、自分が喪主として葬儀社とのやり取りをすることがあります。親の葬儀では、兄弟姉妹と費用を分担したり、代表して見積もりを確認したりすることもあります。

兄弟姉妹に身寄りが少ない場合や、近くに住んでいる親族が限られている場合は、思っていた以上に自分が動かなければならないこともあります。老後の生活費を考えるなら、こうした「家族の葬儀に関わる支出」も頭に入れておくと安心です。

葬儀で困るのは金額よりも短時間で決めること

葬儀で大変なのは、費用の金額そのものだけではありません。家族を亡くした直後に、短時間で多くのことを決めなければならない点です。

葬儀社への連絡、搬送先、安置場所、葬儀形式、参列者の範囲、会場、日程、支払い方法など、確認することは一つではありません。気持ちが落ち着かない中で、見積もりを見ながら判断するのは、慣れていない人にとって大きな負担になります。

葬儀社を選ぶ余裕がないまま進むこともある

病院や施設から紹介された葬儀社にそのまま依頼するケースもあります。それ自体が悪いわけではありませんが、費用やプランの違いを知らないまま決めると、後から「ほかの葬儀会社も確認しておけばよかった」と感じることがあります。

事前に葬儀費用の考え方や葬儀社の相談先を知っておけば、急な場面でも落ち着いて確認しやすくなります。