尿酸とは?

定期健診などの検査結果で、「尿酸値」について医師より指摘を受けたことはありませんか?若い頃は検査に引っかかることが無かったのに、年齢が上がると共に引っかかる項目が出やすくなり、精密検査が必要となる人も少なくないでしょう。尿酸値に異常が見られ、色々と情報を集めているという方へ、まずはそもそもこの「尿酸」がどういうものか、体内で作られる仕組み、尿酸とプリン体との関係まで、基本的な情報を解説していきます。

尿酸とはどんなものなの?
尿酸は、体内で作られた新しい細胞と古い細胞とが入れ替わる際に出る老廃物です。この尿酸が最初に発見されたのは、なんと膀胱結石の中!新陳代謝は常に行われていますので、老廃物である尿酸が体内にあるのは普通のことです。体内の尿酸量は、量産と排泄がうまく行われることによりバランスを保っているのです。

尿酸が作られ排泄されるまでのメカニズム
尿酸の原料は、ヒトの新陳代謝・運動時のエネルギー消費・食事という3つの要因により作られる「プリン体」という物質です。プリン体とは、これらの過程において力の素となるエネルギー・遺伝情報を持っている核酸などが分解された「残りカス」なのです。さらにこのプリン体肝臓で分解され、尿酸が出来上がります。正常な場合には、尿酸は血液に乗ってこの後腎臓へと移動、尿と共に排出または再度吸収されるというメカニズムになっています。


引用:+healthcare