尿酸値が高くなってしまうのはなぜ?

尿酸値が高いと命に関わる合併症を引き起こす可能性が高くなることは分かりましたが、尿酸値を上昇させてしまう原因を理解していないと、尿酸値の改善や予防対策を打つことが出来ません。尿酸値が高くなってしまう7つの要因を解説していきますので、ぜひご自身の生活状況に照らし合わせてみましょう。

尿酸値を上昇させる遺伝的要因とは?

尿酸値を上げる主な要因は「遺伝的要因」「環境要因」の2つに大きく分けられます。最近の研究では尿酸値を上げやすい体質が存在することが分かっていて、これが「遺伝的要因」と言われるものです。腎臓には尿酸を排出する目的で輸送作用を持つ「尿酸トランスポーター」というたんぱく質があり、その能力は遺伝的に決まっています。従って、尿酸の排泄力にも個人差が出るのは当然のことなのです。余分な尿酸を体外へと排出するのが得意でない体質を持っている場合には尿酸が体内に蓄積されやすく、結果的に尿酸値が上昇しやすくなる、という訳ですね。

尿酸値を上昇させる環境要因は6つあり!

①食生活習慣
尿酸値を上げる環境要因の1つが「食生活習慣」です。特に肉・魚介類の多量摂取は尿酸値を高めてしまいますので注意しましょう。通風患者の多くに大食の習慣を持つ人や、肥満傾向にある人も少なくありません。